PPSMI逆戻りなし、政府に保証求める

Updated: Mar 18

 マレーシアの国公立学校の科学と数学教師らは、この2つの教科を再び英語で教える準備を始めているが、この決定が再び覆されることのないよう、政府に保証を求めている。

科学と数学の教師として10~30年間以上教鞭に立つ人たちの中には、PPSMIの方針での学習を支持する人もいる。だが一部の教師らは英語のサポートが必要な地方の学生にとっては不利になるという懸念を表明している。


 キンタ教師養成カレッジのトレーナー、V.カナカムバル氏は、PPSMI再導入に向けた教育者らへの適切なトレーニングが必要としたうえで、「言語よりもむしろ教育に焦点を置くべき。PPSMIは廃止されるべきではなかった。だが、2003年の初のPPSMI導入時もように、教員らが一丸となって前向きに立ち上がることを信じている」とし述べた。


 また、「新しい政策を実行するという不安感は、我々教育者なら誰もが感じていること。政府は全ての人種や団体の関係者を集め、将来の世代に適したシラバスを作るために意見を述べる場を設けるべきだ」とも言及。「指導者は、時代遅れなシラバスを教えがち」と指摘したうえで「英語の専門用語を使って技術・職業教育訓練(TVET)を行うに当たっては、英語に堪能であることが必要。実際に科学も数学もグローバルサブジェクトであり、ほとんどの用語は英語である。ただ全てのストレスは英語にではなく、本来、テクノロジーと科学にかかるべきだ」と述べた。


 加えて、「英語は異質なものではない。英語教育を受けていない教師らも学ぶことができる。(導入の)初期段階では簡単ではないが、教師の正しい態度により実現できる」とし、反対派がPPSMIを受け入れやすくなるような環境づくりの必要性について述べた。


 一方で、教育省は2か国語プログラム(DLP)を守るべきだという教師もいる。


 「現役の国立学校学生たちは、一番理解しているマレー語で学ぶことも許されるべきだ。全ての科学と数学教師たちが英語が堪能であったり、PPSMIに即しているわけではない。生徒だけでなく教師も苦しむ可能性がある」と語るのは、マレーシアの中央に位置する最大の都市、バハン州の科学教師だ。


 マレーシア教育学部のサムシラ・ロスラン教授は、「プログラムを成功に導くためには、教師への十分なトレーニングが最も重要」と述べたうえで「教師だけでなく、学生自身も来る環境への準備を整える必要がある」とした。そのうえで「ただ他行では、両教科の成果に焦点を当てるべきで、それは言語によるべきではない。PPSMIは教師や学生が英語で科学と数学を快適に学べる場所で実施されるべき」という持論を述べた。(ザ・スター、2月4日)

© スダマカンマレーシア情報. For Your Media, Corp. All rights reserved.