CMCO、1カ月延長 6月9日まで

 ムヒディン首相は10日、テレビ演説で5月12日に終了する予定だった条件付き移動制限令(CMCO)を4週間延長し、6月9日までとすると発表した。


 同首相は、新型コロナウィルスをまだ完全に封じ込めていない現状を考慮し、保健省と国家安全保障会議の助言に従って、この決定が下されたと述べた。よって、現在施行されているすべてのルールと標準作業手順書(SOPs)への遵守は、6月9日まで続くことになる。SOPsに関する変更、または、運営が許されるビジネスのリストなどへの変更があり次第、随時発表していくとした。


 この延長措置により、マレーシア国民は、本措置施行中にある3つの大祭、ハリ・ラヤ・アイディルフィトリ(イスラム教徒によるラマダンの断食明けを祝うお祭り)、ぺスタ・ケアマタン(サバ州、カダザン・ドゥスン族による収穫祭)、ハリ・ガワイ(サラワク州のダヤク族による収穫祭) について、各州をまたぐ移動は認められないが、同じ州、かつ、20人以上が同時に集まらなければ、家族や友人とともに祝うことは可能になる。ただ、社会的距離の保持、フェイス・マスクの着用、ハンド・サニタイザーなどの使用、また、自宅を清潔に保つなど、すべての家族が政府のSOPsを遵守しなければならない。


 そのうえで同首相は、「バリック・カンポン(帰省)がかなわず、悲しんでいる人も多いと思うが、ここは我慢してほしい。状況が改善されれば、すべての人々が故郷に行くことができるようになる」と述べた。一方で、結婚している夫婦が諸事情により異なる州に住んでいる場合については例外とし、家族が時間を共有するため、柔軟に対応していく、と説明した。 


 また、金曜礼拝やハリ・ラヤの祈りなど信徒の祈りについては認められる見通し。現時点で、マレーシア・イスラム開発局(JAKIM)がSOPsをもとに詳細を詰めている最中だとし、この最終判断が出次第、アブドラ国王と宗教指導者らに承諾を得ていくとしている。国民への発表はこれを経てからとなる。


 同首相は、他の宗教の信徒も同様に、政府は、礼拝所などへの対応も行うとし、そのための指針をまもなく発表すると言及した。(ザ・サン・デイリー/5月10日)

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