見た目より生きることが大事 理容師10人中9人が営業再開を拒否 

 マレーシア理容協会(MHA)は11日、メンバーの91%が安全上の問題を理由に、移動制限令(MCO)期間中の事業再開に同意しなかったと発表した。


 MHAの声明によると、MCO延長に伴い、政府が理髪店や美容院を含む一部セクターに対する操業制限を緩和したことを受け、メンバーの反応を調査。そのうえで、「カット中に1メートルの距離を保つことは不可能。顧客も美容師もウィルスに感染しやすい状態になる」と発表した。


 また、「髪の毛が長くても短くても、散髪は必要不可欠なサービスとしてリストされるべきではない。今、最も重要なことは生き続けること。MCOの目的は人々の外見ではなく、人々の命を救うことだ」として、同規制期間中における理容業界に許可された営業再開を取り消すよう、政府に要求。新型ウィルス大流行による同業界への影響は、顧客の信頼にまで影響が及ぶだろうと嘆いている。


 また、勤務中に従業員が感染した場合、雇用者は治療費の全額を負担しなければならず、これは制約になるだろうとし、「非常に無法備な状況。MCO期間中、髪の毛を切る過程は医療スタッフと同じくらいハイリスクな業務だ。ゼロ距離でのサービスとなりうるもので、これは無視されるべきではない」と言及。政府に対して、「MCO期間中、理容業界への営業再開の承認を決定する前に、最も高い保護レベルを与えることを検討する必要がある」と述べた。


 保健省のノル・ヒシャム・アブドラ保険局長は同日の定例記者会見で、「MCOの第1フェーズと第2フェーズで取られた措置は維持されるべきであり、同規制を緩和するようなあらゆる動きは、当面延期されるべきだ」と述べ、国が回復したという(新型ウィルスの発症例数に関する)データが確認されるまで、理髪店など一部セクターの営業再開を延期するよう促した。(マレー・メール/4月11日)

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