移動制限令、4月14日まで延長

 マレーシア政府は25日、現在施行中の移動制限令を2週間延長し、4月14日までとすると発表した。


 ムヒディン首相はテレビ演説で、国家安全保障会議と保健省から、新型ウィルスの陽性症例が急増している現状の説明を受けたと述べ、「政府は今措置を継続すべきとの判断を下した」と述べた。

 25日正午時点での同国における新型ウィルスの新たな陽性患者数は172人、累積症例人数で計1,796人となっている。


 ムヒディン首相は、過去1週間で673件もの新しい症例が報告されたことを指摘し、「すべての国民は、相当長い期間、家にいる準備が必要となるため、心身ともに準備が必要になる」と述べた。また、それぞれの故郷へ向かった人々や学生らに向け、「クアラルンプールやその他の都市に急いで戻る必要はない」と述べた。


 そのうえで、「落ち着いて、慌てないでほしい。緊急措置を延長しても、食料を無駄に買い付ける必要はなく、供給は十分にある。全ての人に十分な食べ物があることを保証する。あなた方の負担を感じてはいるが、選択の余地はない。全ての人々の安全のために、移動制限令を延長しなければならない」と協力を呼びかけた。


 また、タクシーや配車サービスのドライバー、農家、ホーカーズやレストラン経営者、日雇い労働者など全てのマレーシア人に利益をもたらす第2の景気刺激策を28日にも発表する予定と言及。


 ムヒディン首相は、「政府はすべての人たちの利益のために一生懸命働きます」と強調し、「インシャ アッラー、誰も取り残されません」と述べた。


 加えて、イスラム担当大臣に対し、ザカート(救貧者への援助)の対象になる人々への緊急支援を特定するよう指示。また慈善団体に対しても、人種や宗教に関係なく、困窮者を積極的に助けるよう促した。「彼らが直面している困難は前例のないものだ。彼らの負担を軽減するためにも、皆さんにできることがある」と述べた。


 また、医師や看護婦、病院職員など医療の最前線に従事する医療スタッフが休みで不在の場合は、ボランティアの人々によって引き継がれると述べた。(ザ・スター、FMT、ザ・サン・デイリー/3月25日)

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