新型ウィルス急増 医師ら、政府へ国境封鎖を要請

 6人の医療専門家は15日、新型ウィルスの症例数が激増していることを背景に、政府に対し、国境封鎖を実施するよう求める共同声明を発表した。


 声明によると、封鎖が行われればウィルス保有者を容易に特定し、隔離することができるうえ、疾病のまん延を最小限に抑えるのに役立つという。


 保健省のノル・ヒシャム・アブドラ保険局長は声明で、「医療関係者らはマレーシア国内における新型ウィルスの症例数が、14日の41件から15日には190件と急増したことから同国内でのパンデミック化を危惧し、警笛を鳴らしている」とし、「(患者は)感染症専門医、集中治療専門医、ウイルス学者や疫学者など優れた医師会のメンバーからのアシストがあるとは思う。だが、そもそも当局は(国境)封鎖を検討しただろうか。社会的距離を保つアドバイスを聞き流し、日々の生活を送っている人々の様子をみると、まるで(ウィルスの)脅威がないかのように見える」と述べている。


 また、「負け戦を戦う他の国々のような手遅れな状況にならなないよう、こうした措置が及ぼす影響を毎日、検討している」と強調しつつ、「国境が閉鎖すれば、コミュニティ内における症状がある多くのウィルス保持者を表面化させることができると同時に、他の人々にうつすことがなくなる」と言及した。


 また医師らは、政府が、2003年に大流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)を経験しているシンガポールや香港へ、パンデミック対策に関する助言を求めたかどうか疑問を呈している。(ニュー・ストレート・タイムズ/3月15日)

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