新型ウィルスは暑さに弱い説 十分な証拠がない:アマリナ氏

 中国広州市にある中山大学付属病院の研究チームにより、温暖な気候が新型ウィルスの伝染を遅らせる可能性があるという研究が示唆されたが、医師のアマリナ・バクリ氏は、この研究はピア・レビュー(査読)を受けていないと指摘している。


 アマリナ氏は米ハーバードの研究者らの研究を参考に、「(新型ウィルスは)中国の寒冷・乾燥地域から熱帯地域と至るところで伝染し、急速に拡大している」ことに言及した。


 米ハーバード大学感染症学のマーク・リップシッチ教授は、「新型コロナウィルスは、他のベータコロナウィルスと同様で、夏よりも冬のほうが伝染しやすいかもしれないが、そのメカニズム自体がわかっていない。(暑い気候下では)感染の規模はあまり大きくならないかもしれないが、伝染を止めるほどではない」と述べた。


 アマリナ氏は「熱はウィルスを殺す」というノラヤティ・アブド・マジッド教授のTV3での主張を正すべく、中東呼吸器症候群(MERS:別の形態のコロナウィルス)では高温の時期でもウィルスがまん延したというロンドンの研究結果を引き合いに出している。(ザ・サン・デイリー/3月12日)

© スダマカンマレーシア情報. For Your Media, Corp. All rights reserved.