新たに18人確認 計117人に

 保健省は9日正午、新たに18人への感染を確認、これで国内感染が117人に上ったことを明らかにした。


 保健省のノル・ヒシャム・アブドラ保険局長は「101人目の患者は、イランへの渡航歴があるビジネスマンで、2月20日から27日までビジネスパートナーとともにイランを訪問した」と述べ、3月5日から発症し、8日に検査を受け陽性を確認、現在は島南西部のネグリ・センビラン州のトゥアンク・ジャアファール病院で隔離治療を受けているという。


 今回新たに18人の感染が確認されたことにより、マレーシア国内の感染者は計117人となった。うち19人が調査中で、96人が接触感染、2人が人道支援中に感染している。同局長は第2波(23~117人目)について「検査中の患者からは、海外への渡航歴のある6人、そのほかのケースは、クラスター感染に関与した接触感染によるもの。またそのほかの2人に関しては、8日からジョホール州のスンガイ・ブロー病院とスルタナ・アミナ病院で集中治療中で、人工呼吸器を付けている」と説明した。


 記者団による「その患者の一人は26人目の症例か」との問いに対しては、「1971年の医療法(2012年改正)の職業行動規範に基づいて、患者に関する情報は明らかにしない」と答えた。この法律は、患者による自発的な情報開示がない限り、医師は患者の個人情報の機密性を維持する必要があると定めたもの。


 同局長は、保健省が海外への渡航歴もなく、陽性ケースとの接触もないインフルエンザのような症例を持つ患者や急性呼吸器感染症の患者を対象に、同国における散発的な発症例を直ちに発見するために調査を続けているとし、9日現在、計574件について検査。今のところ陽性反応は確認されず、同国内における新型ウィルスの散発的な発症はないと述べた。


 一方で、保健省は現在民間の医療センターを通じて一般の人々が自宅で新型ウィルスの検査を行うことができることにも言及し、「民間部門に対し、陽性患者の検体を採取するための訓練を行い、国内における新型コロナウィルスのサンプリング・サービスを民間と協力して行っていく予定だ」と述べた。


 また検体を採取する際には、医師か準医療従事者が行い、認定を受けた民間研究所に送られ検査される。また、省が定めた基準を順守する必要がある。また、採取した検体を家から持ち出して民間でテストする場合は料金がかかるとも付け加えた。以下は同省とパートナーの民間部門。


▽ブックドック(Bookdoc)、▽パンタイ・プレミア・病理学(Pantai Premier Pathology、KL)、▽ラボリンク(Lablink :KPJ、ペナン)、▽クオリタス・メディカル・グループ(Qualitas Medical Group、ペナン)、▽グレニーグリス(Gleneagles KL)、▽パンタイ病院(Pantai Hospital KL、ケラス、クラン、アイル・ケロー、マラッカ)、▽ツイン・タワー・メディカル・センター(Twin Tower Medical Centre、KLCC)、▽DoctorOnCall。


 マレーシアは東南アジアにおける新型肺炎の発症件数でシンガポールの150人に次いで2番目の深刻な感染国となっている。(ニュー・ストレート・タイムズ、ザ・サン・デイリー/3月9日)

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