政府、条件付きで国境開放

 マレーシア政府は19日、海外からの訪問客の入国を再開することを決定したと発表した。ただし、再開にはいくつかの条件を満たす必要がある。


 イスマイル・サブリ・ヤーコブ上級相兼防衛相は19日の定例記者会見で、現在プロフェッショナル・ビジット・パスやレジデント・パスを持つEP1カテゴリー下の外国人、もしくはマレーシアにある企業のトップマネジメントに携わる外国人について、入国管理局を通じた入国申請を行う必要はないと述べた。だたし、マレーシアからの出入国の際(現地出発前、到着時を含む)にスワブ・テスト(綿棒による検体採取でウィルス感染の有無を確認する)を行う必要がある。


 またブルネイ、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポールなどのグリーン・ゾーン(清浄地域)の国からの入国に関しては、14日間の検疫期間は設けないという。一方で、レッド・ゾーン(汚染地域)の国々から入国する駐在員に関しては、保健省の判断によって14日間の自宅検疫を受けることになる。また、マイセジャテラ(MySejahtera)アプリのダウンロードを必須とし、彼らの所在は政府の監視下に置かれる。


 一方で、EP2とEP3のカテゴリーの外国人の入国に関する政府からの発表はまだない。


 機械や船の修理などの特殊技能をもち、かつ、2~3日のみの滞在日数の外国人技術者に関しては、マレーシアに向けての出国の際、滞在している国にてのスワブ・テストの実施、またオンラインを通じて、外国人サービス課へのプロフェッショナル・ビジット・パスの申請が可能。マイセジャテラのダウンロードは必須だが、グリーン・ゾーンからの入国の場合は検疫は必要ない。


 また同相は、外務省は現在、シンガポールとブルネイの当局者らと、両国の人々に向け入国管理局からの申請や新型ウィルスの検査や検疫を受けることなく、国境を開放できるかどうか交渉していると言及。そのうえで、「シンガポールとブルネイの人々は自由にマレーシアを出入国できるようになるだろう。これと同様の権利をマレーシア国民にも適用しなければならない」と述べた。


 メディカル・ツーリズムなどの医療目的で入国する外国人に関しては、マレーシアン・ヘルスケア・トラベル・カウンシルへの登録後、マレーシアへの入国が許される。出発の際の現地でのテストに加え、マレーシア到着後のゲートにてのテストが必要となるが、医療目的による訪問の場合、空港からすぐに病院へと向かうので検疫は必要なくなる。付き添いには一人許可され、同様にマイセジャテラのダウンロードが必要になる。


 グリーン・ステートと認定されていない国からのインターナショナル・スクールなどで学ぶ外国人留学生の入国は認められるものの、スワブ・テストの実施後、自宅検疫となり、マイセジャテラによる当局からの監視対象となる。(ザ・サン・デイリー/6月19日)

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