抗体獲得でも、再感染の可能性:保健省

 保健省のノル・ヒシャム・アブドラ保険局長は26日の定例記者会見で、新型コロナウィルスから回復した患者に再感染への免疫ができるという確証はない、と述べた。


 世界保健機構(WHO)は先に「新型コロナウィルスの原因となるウィルス、SARS-CoV-2に対する抗体が検出されても、再感染しないという保証はない。抗体は、各個人の旅行や仕事への復帰を許可する “免疫パスポート” “リスクフリー証明書” とはなり得ない」という声明を発表。


 これを受けて同局長は、IgM(免疫グロブリンM)やIgG(免疫グロブリンG)などへの抗体に対する反応はあるものの、患者のウィルスへの再感染を防げないと言及。マレーシアにおける症状回復後の再感染に関する症例に関する報告はまだないものの、現時点において抗体が患者を守るという報告はないとしたうえで、「引き続き、二次感染を防ぐための最大限の衛生管理と予防策を講じていく」と述べた。


 また、マレーシア人が国外で新型ウィルスに感染した場合は、保健省の国際保健規則委員会に報告されるとともに、帰国前に、その滞在国のガイドラインに従って検疫手続きを受ける必要があると説明、また、その滞在国もその患者の帰国の有無について保健省に通知する必要があるとした。


 同局長はまた、新型ウィルスの病棟で勤務する職員や、集中治療室(ICU)の患者を治療する医師はウィルスに感染していないとし、「ウィルスの陽性反応を示した医療従事者の80%の感染源は、勤務先ではなく、結婚式や集会などのイベントを通じたコミュニティから」と述べた。重症急性呼吸器感染症(SARI)やインフルエンザ様疾患(ILI)と診断された患者にも感染が起きるため、公立・私立病院ともに、治療を行う前にフル装備の防護服着用が求められていたとし、感染は防護服などの不足が原因ではないと強調した。(ベルナマ/4月26日)

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