マレーシア 新たな感染確認、約100人に

 保健省は8日、新型コロナウィルスについて、新たに6人の感染者が報告されたと発表した。同国の感染患者の数はこれで99人に達した。


 保健省のノル・ヒシャム・アブドラ保険局長は声明で、発症した全ての症例に対し、さらなる治療のための患者の隔離、また、これらのケースと接触したものについては、調査とサンプリングの確認が行われていると述べた。8日に報告された新たなケースは、クラスター感染に関連した26人。全ての症例は接触追跡調査で発見されたとし、患者は隔離のために入院し、さらなる治療を受けているという。また、この感染源が特定されるまで、接触者追跡調査を引き続き行っていくことにも言及した。


 これまで確認されている症例数の内訳は、18人が新型ウィルスに感染している疑いのある患者で、79人については感染者として確定された患者に接触したいわゆる「濃厚接触者」。残りの二人は人道救援活動を行って罹患した。うち2人のケースについては人工呼吸器が必要な重症患者で、現在、集中治療室で治療を受けている。


 同局長は感染の第2波(23~99人目)について、「うち5人に関しては渡航歴による調査対象者で、他の5件は濃厚接触者からなる患者クラスターによるもの」と説明。一方で「41人目の患者に関してはすでに回復し、クアラルンプールの病院から退院が認められ、このほかにも病気から完全に回復し、すでに退院した患者は24人に及ぶ」と述べた。


 また「保健省は、陽性反応が出た患者と接触するケースや、今影響を受けているような国々への渡航歴がない、インフルエンザのような症例を持つ患者や急性呼吸器感染症の患者を通じて、マレーシア国内における散発的、また地域内における新型肺炎の症例を発見するための監視も行っている」とし、8日の時点で総計567件の検体を検査し、これまでのところ陽性反応は出ておらず、現時点の監視下では、散発的な流行兆候も見られない、と述べた。


 だが、自宅待機を命じられたものに対しては、自宅待機命令の規定に従うよう、注意を促している。一般の人々に対しては、人込みを避けるだけでなく、至近距離での対人のやり取りに関し、少なくとも相手と1メートルの距離をとるべきと注意を呼び掛けた。また、ウィルスに感染したと場所などウィルスに関する未確認の情報やニュースを広めてはならないことも改めて強調、水やせっけんなどでの手洗いを頻繁に行い、公衆が高い衛生状態を維持すべきことに言及した。


 同時に、新型ウィルスのまん延が報告されている中国や韓国、日本、イタリア、イランなどの地域への旅行延期勧告も行っている。


 7日朝には約2000人の乗客(うち64人のイタリア人)を乗せたクルーズ船「コスタ・フォーチュナ」がペナン港へ到着したものの、同州は入港を拒否。ペナン州行政評議会のフィー・ブーン・ポー氏によると、「(クルーズ船は)運輸省の指令に従いペナン港を出港、現在はシンガポールに向かっている」と述べた。(ベルナマ/3月8日、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/3月7日)

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