マスク着用 1クラス人数を縮小し教員増員

 マレーシア国内にある3000余りの中高等学校に通う5-6年生に向けた授業が24日、再開する。新型コロナウィルスの影響で政府による移動制限措置が施行されて以来、学校は約3カ月という前例にない長い休校措置が取られていたが、ついに解禁。だが、その内容は以前と全く異なるものになる。


 マスク着用が必須となり、クラス内での座席配置は社会的距離を維持するため、間隔を置く。これにより、1クラスの規模は大幅に縮小される。また、教師は授業を教えるだけでなく、キャンティーンから教室へ生徒に食事を運ばなくてはいけない。生徒の過度な移動を抑制するためだ。


 マラッカ州のバツ・ベランダム中等学校の英語教師を勤めるモハマド・フアド・アブド・ワハブさんは、同紙の取材に対し、「ニュー・ノーム環境下で学校を再開するための準備に、1週間かかった」と話した。


 フアドさんの学校では6年生は在籍しないため、5年生のみが学校に戻ってくる。1クラス30人のクラスは3つのクラスに分けられ、1クラス10人で授業を行う。授業は指導教師と2人のアシスタント教師が協力し、3つのクラスを教える。


 フアドさんは「指導教員が各クラスが同じスピードで教えていくために使う授業計画を作成します。新たなチャレンジと言えますが、小規模人数での授業になるのでそれぞれの科目の習熟度に基づいてクラスが分かれます」と説明する。


 学校内で新型ウィルスの感染が広まるリスクについては、「生徒らがSOPへの遵守に協力してくれると信じている」と話す。


 一方で、生徒は学校に到着と同時に検温を実施。また当日配食されるメニューの中から好きな食べ物を選んでフォームに記入、選んだ食事は昼食時に教師によって教室へ届けられる。食事は教室内のみで、トイレの利用は一度に2人まで。また新型コロナウィルスへの感染が疑われる生徒に対しては処置室にベッドを数台用意した。


 フアドさんの学校では強制されていない。だが、サバ州の中高等学校は全ての生徒や教師らに対し、マスク着用が必須であるとしている。(ザ・サン・デイリー/6月22日)

© スダマカンマレーシア情報. For Your Media, Corp. All rights reserved.