ペナンのダム、貯水量さらに低下

Updated: Mar 18

 雨不足により、ペナン州のダムの水位がさらに低下している。エアー・イタムダムとテルク・バハンダムの2日の有効貯水容量はそれぞれ45.7%と28.6%に減少した。両ダムの水は主にペナン域内の各家庭に供給されている。


 ペナン水道供給公社(PBAPP)のジャセニ・マイディンサCEOは「ペナン州とケダ州南部へ人工的に雨を降らせるために、雲に二酸化炭素をまく人工降雨処理を強化し、ダムや集水地域に雨を降らせるべきだ」と述べた。


 ペナンとケダ南部に毎日送られる水は、ムダ川が主水源。この川から実に80%以上の原水が供給されている。PBAPPがムダ川のラハル・ティアン取水口から毎日原水を吸水し、水処理施設で不純物などを取り除いて最適化した浄水を供給しているのだ。


 そのラハル・ティアン取水口の水位はm1月1日から警戒水準の2mを下回っているが、2日それを下回る1.7mを記録した。


 同CEOは「乾季の間、川の水位を維持するためにケダにある二つのダムからムダ川に水を放流したものの、そのうちの一つのダムの貯水率が4.65%にまで枯渇した」ことに言及。また「べリスダムは今のところ61.08%の貯水量を保っているが、雨季が来るまで持ちこたえなければならない」と述べ、戦略的水備蓄を目的に、セベラン・プライのメンクアンダム貯水池から、ムダ川に原水を補完すべく同ダムの水を放流した。


 2日現在、メンクアンダムは71.2%の貯水量を保っているが、2019年のペナン州における平均浄水消費量が約8億43リットルだったのに対し、メンクアンダムから1日当たり最大3億リットル水しか引き出すことができない状況を鑑みると、この量ではペナン州が必要とする量の水を満たすことはできないだろうとみられている。


 そのうえでPBAPPは「同地域における人工降雨処理を強化しつつ、消費者には乾季の間、水を大切に使うよう周知していくことに努めていく」とし、水を配給する事態を避けるべく節水への協力を広く呼び掛けている。(ザ・スター/3月3日)

© スダマカンマレーシア情報. For Your Media, Corp. All rights reserved.