ペナン、道路封鎖を追加 24時間体制で海上もパトロール

 マレーシアにおける移動制限令(MCO)が第3フェーズへ移行、警察は人々が引き続き在宅命令を確実に遵守するべく、規制措置を強化している。


 ペナン州のサハブディン・アブド・マナン警察署長は、報道陣に対し、以前ロヒンギャ難民202人を乗せたボートがランカウイ州テルク・ニブンにあるパンタイ・コックのリゾートビーチ近くに漂着したことを例に挙げ、海上警察と海上法令執行庁(MMEA)が不法侵入を阻止するべく、24時間体制で国境を巡回していると述べた。


 陸上に関しては「当初21カ所の道路封鎖から始まった通行規制が、第2フェーズで34カ所となり、現在は40カ所に設置されている」と説明したうえで、今フェーズ中、道路封鎖の場所がさらに増えることに言及した。一方で、「第3フェーズは一部企業の事業が解禁となり、外出する人々が増える。その際、会社からのレターや通行証など(外出許可を)証明できるものがあれば問題はない」とした。


 ただ、午前9時から午後4時の時間帯の検問に関しては、この時間帯における車の通行量の増加を想定せず、さらに厳しいチェックを行うことに言及。同署長は、「規制当初、不要不急の外出以外の約50%の車両が、来た道を引き返すよう命じられた。そういう人たちは今や一握りに過ぎない」と述べ、先日、午後4時から11時の間に不要不急の用事と認められなかった2台の車両の運転手だけが、引き返しを命じられた例を挙げ、状況が大幅に改善していると加えた。


 一方で、南西地区のA.Aアンバラガン警視正は、MCOの延長に伴い、ジョージ・タウンからバヤン・レパスに向かう、ジャラン・スルタン・アズラン・シャー高架道路を封鎖したと発表した。ジョージ・タウンからバヤン・レパスに向かうすべての車両は、高架道路の下を走る道路のみの走行となると述べた。道路封鎖起点はスンガイ・ニボン。一方でバヤン・レパスのジャラン・スルタン・アズラン・シャーからジョージ・タウンまでの高架道路は引き続き通行が可能とし、「この地域の人々の移動を制限するため、警察がルートに沿って道路を封鎖した」と説明した。


 北東地区のソフィアン・サントン警察署長補佐は、「第2フェーズの終了間際にホットスポット(各警察署の責任者による交通量の評価などに応じて特定される)を走る車の数が増加した」と指摘。MCO期間中にもかかわらず、ジャラン・パンコールとジャラン・ペラ地域の交通量が依然多く、同地域がホットスポットとして特定されたことを受け、「より多くの検問場所を設置する」と述べた。


 同所長補佐は「ファーリム地域の人が、はるばるジェルトンまで、食品を手に入れるためだけに来ることは認められない。ファーリムに食べ物はないのか。はたまた、タンジュン・トコンからわざわざプラウ・ティクスのマーケットまで食品を買いに来る人も同じ」と話し、「第1フェーズ、第2フェーズではあらゆる言い訳を使って道路封鎖をすり抜けてきたかもしれないが、これからは通用しない。もうたくさんだ」と語った。高齢者の両親のために食べ物を届けるという人たちについては、両親の家まで警察が護衛する可能性もあるという。


 そのうえで、「第3フェーズでは生活用品の買い出しや持ち帰り用食品のピックアップ、銀行に行く用事など些細な用事の外出も受け入れられなくなる」とし、警察は人々の外出の理由について、警察が納得いくまで事細かに調べ、正当、かつ緊急な理由がある人のみ外出が許可されるように厳格に取り締まっていくという。


 「MCOを完全に遵守するために、より多くの検問ポイントを設置していく。そうしなければ在宅を厳守し、家から注文をしている人たちにとっては不公平」と述べ、「すべての人が自らの行動に気づいて、責任を負うことを望んでいる。そうすれば新型ウィルスのまん延を阻止することができる」と強調した。(ニュー・ストレート・タイムズ/4月13-14日)

© スダマカンマレーシア情報. For Your Media, Corp. All rights reserved.