プラスチック廃棄物を違法焼却 近隣住民から苦情

Updated: Mar 18

 ペナン島南部のレラウ丘陵地帯に見えるごみ収集所。分別施設も兼ね備えたリサイクルセンターとして稼働されているようだが、市議会の許可を得ていない違法行為の可能性があることがわかった。


 今年に入り、その丘陵地帯から、煙がもうもうと出ち上っているのが目撃されている。その周辺のレラウ地区、スンガイ・アラ地区に住む住民からは、電線のショート時のような焦げ臭い刺激臭がするという声が相次いでいた。巨大な熱帯雨林の木々によって具体的に何が燃えているかは覆い隠されているが、現場から立ち上る煙の勢いは強く、近隣の高層アパートメントからも一望できる。


 現場の丘陵地帯へは、狭く標識のない道を通っていく。ペルシャラン・レラウから外れたジャラン・カンポン・バタクを示す、テナガ・ナショナルの電柱が目印だ。現場入口の道路端には約10台ほどの建設用トラックが停車。約3ヘクタールほどの敷地を有しているようで、5代のフォークリフトが廃棄物の山からごみを分別していた。そのほとんどがプラスチック製の容器やエンジンオイル容器、食品用包装に使われたものだ。


 現場で働く50代の男がいて、常時バイクでパトロールしている模様。監視後一時間で7台のトラックがやってきた。トラックには建設廃棄物やプラスチック廃棄物が積まれていて、中にはターポリンシートで覆われたものもある。運転席の窓は日よけカバーで覆われており、身元を隠しているかのようだ。

 

 丘のふもとにある老人ホームの管理者は「以前、リサイクルセンターを運営していた人たちだと思う。4年前からこの付近にトラックが頻繁にやってくるようになった。騒音とほこりに耐えられない。迷惑だ」と話す。


 標高60mのこの地点、グーグルアースの2018年時にストリートビューで見ると、施設の隣に巨大なビニール袋上のプラスチック廃棄物が詰め込まれている道路が確認できる。


 スンガイ・アラ地区の住民グループは、旧正月が始まる数日前からプラスチックの焦げ臭いにおいが地域を充満していたと主張、その後、数日間にわたり夜になると、有害な臭いがしていたという。


 MBPPの関係者は「当委員会は、ごみ収集所としての許可を与えていない」とし「収集所として運営にするには、あらかじめ厳しい環境影響調査が必要である」と述べ、当局者は、早急な対策を講じるため、問題になっている現場の所在地を確認する、とした。


 ペナン環境委員会のフィー・ブーン・ポー委員長も「早急に調査を開始する」と述べた。(FMTニュース、2月11日)

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