パーム油、10%下落 約12年ぶりの安値

Updated: Mar 18

 マレーシアのパーム油の先物指数は28日、10%下落、4月限の清算値は2019年11月15日以来の安値となる2,575リンギ(633.46米ドル)となった。これは2008年10月以来の最大の下落である。


 昨年からのインドとの外交論争に加え、年末に勃発した中国発の新型コロナウイルスの影響による経済の先行き懸念が高まったことによるもので、市場関係者は「新型ウィルスの影響で全ての商品が下落した」と述べた。


 パーム油の価格は、昨年末に急伸後、今年1月に入ってからは15.6%の大幅下落。今月中旬、インドがマレーシアからパーム油の全ての輸入を事実上制限する措置を取ったことで、外交問題に発展している。現地の市場関係者は、「コロナウィルス流行の影響も受け、マクロ経済が失速している。現状は好材料に乏しく、目先の需要見通しは不透明」と述べた。


 輸出減少を背景に、地合いはさらに弱気に傾きつつある。貨物調査会社のアムスペック・マレーシアは、マレーシアからの1月1~25日の間のパーム油輸出量は、前年同期比で5.2%減少するとの見通しを明らかにした。前日のシカゴ商品取引所(CBOT)の大豆油の動きも、パーム油価格を圧迫する要因となり、2.8%安で引けた。

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