イスラム教以外の宗教施設再開 6月10日以降に

 イスマイル・サブリ・ヤーコブ上級相(兼防衛相)は21日の定例記者会見で、グリーン・ゾーンにおけるイスラム教以外の国内全ての宗教施設の再開は、政府が施行している条件付きの移動制限令が解除される予定の6月10日以降となるだろうと述べた。


 同相は、「すべての宗教儀式は政府の標準作業手順を厳守しなければならない」とし、国内全ての宗教施設での検温、ハンドサニタイザーの使用、フェイスマスクの着用を義務付けている。また、これらの施設への立ち入りはマレーシア人のみとし、礼拝所や寺院などその規模にもよるが、一度に30人以上の信者の入室はできない。また、70歳以上の高齢者や12歳以下の子供の宗教儀式への出席も許されない。


 また同相は、日曜日に教会へ行くキリスト教徒を引き合いに出し、「教会は日曜日のみの開館となるだろう」と言及。各宗教の要件に応じて週に1~2回開館される見通しだが、現時点でのこれら宗教施設における結婚式の開催についてはまだ許可されないと強調。違反があれば、規制の緩和は直ちに撤回されることに言及した。


 政府はこれまで84カ所のヒンズー教寺院、15カ所の中国寺院、67カ所の教会と8カ所のシーク教寺院と全国174カ所の宗教施設の再開を認めているが、全体の1%に過ぎない。モスクやスラウにおける金曜礼拝は、政府の規制令施行下で5月15日からすでに再開。イマム(宗教指導者)を数に含まない3人以上30人以下での礼拝とし、糖尿病や高血圧などの慢性疾患や他の病気を持つ会衆の礼拝参加は認められていない。(ザ・サン・デイリー、ニュー・ストレート・タイムズ/5月21、22日)

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