アンワル氏への禅譲不透明に UMNOとPPBM連立政府樹立の可能性で

Updated: Mar 18

 2020年2月23日(日)。マレーシアの歴史の中で最も大きな政治的変動があった日として歴史に残るであろう。政府による正式な発表はまだないが、統一マレー国民組織(UMNO)がマレーシア統一プリブミ党(PPBM)と協力して、新しい連合政府を形成する可能性がでてきた。これにより、今年11月に予定されていたアンワル元副首相へ政権譲渡が白紙になるかもしれない。


 23日、マハティール・モハマド首相が議長を務めるPPBMの会合が行われた。約6時間にもわたる会合終了後、同首相は記者団に対し「党内問題について協議した」と述べるにとどまった。しかし、同じ頃、PKRのアズミン・アリ副首相は別の場所で約11~18人の支援者たちと会談。この中に、党内で懲戒処分を受けているPKR副大統領のズライダ・カマルディン氏が出席していた模様で、PKRからの離脱を話し合ったという。


 Umnoとサラワク州を拠点にする政治同盟、ガブンガン・パーティー・サラワク(GPS)は同日午後、プトラ世界貿易センターで個別に会議を開催。約2時間の話し合い後、Umno事務総長のアヌアル・ムサ氏は記者団に対し、「党最高評議会が党首のザヒド・ハミディ氏に対し、国を左右する重要な事柄に関するあらゆる決断や行動を実行する完全な権限を与えることに同意した」と述べた。アフマド・ザヒド氏がこの場に同席しなかったことについては、同氏が急遽イスタナ・ネガラへ向かう必要があったため、という。加えて、GPSはマハティール首相が、引き続き首相の座を維持することについての支持を再確認した。


 一方、アンワル元副首相は、彼の支持者とともにアンワル氏の自宅で会合していた模様。

メディア各社によると、王に面会するために宮殿にいたのは、アハマド・ザヒド氏、PPBMのムヒディン・ヤシン氏、アズミン氏、また、GPSトップそしてサラワク首相のアバング・ジョハリ氏、サバ伝統党(WARISAN)のシャフィ・アプダル氏、PAS大統領のアブドゥル・ハジ・アワング氏。


 マレーシアの与党連合は21日夜、最高幹部会合を開き、マハティール首相のアンワル元副首相への禅譲時期について協議。政権を受け継ぐ予定のアンワル氏は禅譲時期を明確にするよう求めていたが、同首相は「退任時期は自ら決断する」とし、これが全会一致で受けいられた経緯がある。

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